日記

諸用でタイに行ってきました。ざっくり言うと社員旅行みたいなものです。社員旅行で海外なんてめっちゃ豪華!って思われるでしょう。まぁ実際そうなんだけど、仕事終わりの金曜の0:30に日本出発し火曜の朝6:00に帰ってきてそのまま出勤という弾丸にもほどがあるスケジュールだったので、なぜ…という気持ちが拭いきれなかったのが正直なところです。
金曜と月曜(と土日)にやるはずの仕事は全部平日の夜に押し込められて、この2週間はいつも以上に残業が嵩み人間活動が奪われていったので、ますますタイに対する懐疑心は募るばかりでした。


初日なんて最たるもので、まず仕事が終わらないから前日4時間しか寝れてないわけです。飛行機では全く眠れなかったのに、朝の5:30から夜10:00頃までぶっ通しで遊ぶぞー!って言われても、無理…としか思えないわけです。これは悲しみです。
フラフラしながら過ごした1日の感情の8割が「眠い」だったので、夜ホテルに帰ってきてベッドにダイブしたときは、心の底から嬉しさがこみ上げました。



この旅をとおして実感したことは2つあります。


まず、体調は如実に精神に影響を与える、ということです。先述のとおり、初日はとにかくつらくて、市場もマッサージもごはんもプールもなにもかもどうでもいいし、人生に軽い絶望すら感じていたのですが、2日目にぐっすり寝たことで、体力だけじゃなく精神的にもかなり元気になりました。帰りたくて帰りたくて仕方がなかった状態から、パッタイ食べたい…くらいにまでは回復しました。
体調と精神の関係なんてわかりきっていたことではあるのですが、寝て起きるだけでこんなにも気の持ちようが変わるとは少々驚きでした。
だからといって日々体調を万全にして生活するのは難しいのが困ったところですが。

続いて、元気な人は本当に元気だということ。
というか、自分と違う人はこんなにも違うのか、ということです。わたしが帰りたい帰りたい…と思っているうちにもガンガン観光して夜飲みにいく人はいるんですね。驚いたことに。
どちらがいいとか悪いとかではなく(タイを楽しむというか観点からいけば絶対アクティブでポジティブな方がいいと思うけど)、その人の活動を見ていると、そうしない自分が浮き彫りになり、その結果自己分析がかなり進みました。
別件で、私とやることも考え方も得手不得手も180度違う人が最近入社してきたのですが、その人を見ていても同じことを感じます。たいていのことは努力や気持ちでカバーできると思っていたのですが、そうでもなくて、性格や志向がはっきりと能力にあらわれるのいうのは1つ発見でした。その人を見ていると、時間通りに日報を出すなんてこんな簡単なことができないんだろう?と思うし、初めての人との商談でなんでそんなに盛り上がれるんだろう?と思うわけです。
タイでも同じような気持ちになることが多々ありました。ということは似た人が少ない職場にいるということでもありますね。また人生を考えさせられる結果になりました。


こういうことってみんなもうすでに知ってたりするんでしょうか。わたしは最近になって知ることや改めて実感することがたくさんあって、そういう意味では成長を感じています。今までいかに似たような人が集まる環境にいたのか、ということですね。異文化交流は日本でもできたんだなぁと感心しています。
また、その結果、自分が強固になっていくだけで、染まったり変わったりということはあまりないということにも気づきました。自己変革欲求が思いの外低いことを認め、素直に生きていくのがいいような気がしています。


なんの話だっけ。

とりあえず、タイに行ってきたんですよ、って話。
考えてみたら、ここ10年で行った海外、タイ、インドネシアベトナム、韓国、マレーシアで、いよいよ東南アジア制覇が見えてきています。