vol.4

 

昨日のつぶやき、これだけだった。わたしは大学でなにを勉強したんだろうか。自問自答して茫然としてみる。関西弁特有の語感の強さが余計に胸に染みた。暗く辛くさみしいつぶやきだ。

ほんとこれだけなので特に他に言及することもない。早くも企画倒れだ。そもそも企画だなんてぜんぶわたしが考えて実行しているだけで、需要をくみとったわけでも、市場をよんだわけでもない。だからべつにふふーんと流してしまえばいい。そもそも正直このテンションも結構恥ずかしかったりする。ていうかそんなこと言いだしたらブログ書くって行為めっちゃ恥ずかしいじゃん!なにそれ!ブロガー気取りなの!なにそれ!どこの承認欲求こじらせなの自意識過剰なのあぁはやく穴にはいってそのまま埋もれてしまいたい!!!!!!と、正気になればなるほどこんなこと続けていられないわけだけれども、ブログ読むのも書くのも好きなので、薄目のまま書きたいと思います。

 

とは言うもののやはり書くことも特段思い浮かばないので、最近ジャニオタのひとたちをツイッターでよく見ていて思うことを書きます。

 

 


昨日、鳥貴族にいった。「社長の息子は関ジャニ∞」でおなじみの某大倉社長が経営する280円均一焼き鳥居酒屋。その安さと品質のよさが受け、ばんばん店舗拡大中、こないだ上場も果たしたわけで、間違いなく今一番ノリにのっている居酒屋だと思う。
そんな鳥貴族の秋冬コン私的初日が昨日だった。

 

秋冬コン私的初日。

 

一般的には秋冬の季節にやるコンサート(ツアー)にわたしが初めて参加する日。
ただ、頭につくのはどこのグループでもタレント名でもない、「鳥貴族」。
鳥貴族が秋冬メニューに変わったことを秋冬のコンサートツアーになぞらえ、それに自分が初めて行く日を私的初日と呼ぶ。この表現をツイッターでみつけたとき、衝撃をうけた。だって鳥貴族はツアーしないのに。
先述のとおり鳥貴族は「社長の息子は関ジャニ∞」でおなじみの居酒屋だ。つまり、ジャニオタはよく鳥貴族に集まる。メニューの移り変わりなんかにも敏感なんだと思う。そうでなくてもオタクというのはデータや情報を集め分析するのが早いし、その変化にはとても気を使っている。ささいな情報から驚くような事実をつきとめたりする。鳥貴族のメニューが変わったことなんて、別に大したことではないけれど、「よし、メニューもかわったことだし、そろそろ集まりますか」みたいなことはあるのだと思う。そして、その時の表現が「秋冬コン初日」になるのだ。
貴族が秋冬メニューを提供する期間をまるでツアー期間のようにたとえ、そこに親しみあるジャニオタ用語(?)である「初日」をぶつけることで、ただ鳥貴族に行くことをこんな風に言えるのか、と驚いた。
一応言っておくが、この表現自体は一般的なジャニオタ用語ではない。わたしがよく見ているジャニオタのひとがつぶやいていただけだ。

 

 

ジャニオタのひとたちをフォローしているとこういうことがよくある。
結局「○○くんかっこいい」だとか「○○くんすき」だとかいうことを言っているだけなのに、よくもこういろいろな表現、発想が出てくるな!と本当に驚いてしまう。

 

 

先日の世にも奇妙な物語でファナモというなかなか衝撃的な話があった日も、タイムラインは「そのうちジャニタレのファナモがヤフオクに出される」だの「メンバーカラーのファナモが売られる」だの「サイン入りファナモがコンサート中に投げられる」だの、わけがわからないがひたすらおもしろいつぶやきでにぎわっていた。
ある程度のコードを共有しているひとたちが、全ての事象をそのコードに置き換えた瞬間、化学反応的に含みが増幅して笑えてしまうのは、ある種のあるあるな内輪ネタだからなのかもしれない。私が少しジャニオタコードや不文律を理解しているからおもしろく感じるだけで、その他から見たらそうでもないのかもしれない。もしかしたら気持ち悪さしか受け取れない場合もあるかもしれない。しかし、コードに置き換える操作は簡単なことでもないし、そこに個性やセンスが反映されると思うと、おもしろいと思うと同時に、ただただすごいなぁと感心するしかない。
別にジャニオタに限ったことではないと思う。アイドルだけでなく、いろいろな趣味、それぞれのコミュニティでこういうことはよくあるのだろう。

 

いろんなことにどっぷりはまっていくというのは、こういうコードを覚えていく楽しさというのが大いにあるよなぁと思う。そういう毎日は弊害もたくさんあるけれど、愛と熱量にあふれていてとても楽しくてただただすごい。最近はそのことをひしひしと感じて、敬意を払いながらおもしろがっている。すごいすごい。

 

 

ちなみにトリキ秋冬コン推しメニューは鶏しそ天ぷらです。おためしあれ。