in the green
この間飲んだレモネードがあまりにおいしかったので絵を描いた。
あまり暑くない今年の夏の中では抜群に暑い日で、それなのになぜか思い立って自転車で北山に行った。植物園の近くにある最近できたカフェレストランは、北山らしく結婚式もできちゃったりなんかしちゃったりする、おしゃれで開放感があって、とても夏っぽい場所だった。そんなシチュエーションで飲んだのがレモネードだった。割りものがジンジャーエールだかソーダだかが選べて、600円くらいだったと思う。正直ちょっと高い。でもどうしてもそれが飲みたくて、迷わず選んだ。
見た目は、シンプル。
ほどよい炭酸とレモンの酸味と蜂蜜の甘さが、夏の空気にあまりにマッチしていて、なんじゃこりゃ、って思った。
本当はゴクゴクいきたいんだけれど、もったいなすぎて、ちょっとずつ、丁寧に飲んだ。氷をくるくるして、思いっきり味わった。
単純なのにとてもおいしかった。
それ以来レモネードが気になって気になってしょうがないんだけれど、あまり出会えてない。レモネード、あんまり人気じゃないのかな?そもそもレモネードって夏のものじゃないのかな。ググってみてもホットレモンみたいなのばっかり出てきて、違う…ってなるの、なかなかか悲しい。あれから一回だけ、瓶のレモネードを買って飲んだ。おいしかったけどやっぱりあの感動には及ばなくて、うーん、ってなった。だんだん、そんなにおいしかったのか、そもそもそんなにおいしかったのか、あんまりよくわからなくなってきた。
夏だからだったのかもしれない。
レモネードは人を詩的にする。