do it your self

12月あたまにあさいちでDIY特集をみて以来、DIYというものをやってみたくてしかたがなかった。
昔からDIYはやってみたかったのだけれど、つくりたい「気持ち」はあるもののつくりたい「もの」が特に思い浮かばず、実行にうつす機会がなかった。
「気持ちはあるけど対象がない」という現象、それゆえに特に実行におこすことがなく終わるという現象、どちらもわたしあるあるなのだけれど、今回は違った。



ちょうどタイミングよく、本が散らかってきている。就職してから何かを求めるように本を買い、それらがそろそろ既存の本棚におさまらなくなってきている。というかそもそも既存の本棚は本棚ではなくおしゃれキャビネット☆なので、本をしまうにはなにかと使い勝手が悪かった。
できれば本がぴったりおさまって、見た目もよく、安い棚がほしいなあと思っていたところに、先述のDIY。まさにこれ。
時代は組み合わせ。キュレーション。全体の10%の人しかできないことを2つ掛け合わせれば、全体の1%の人しかできないことになるって私が買った本にも書いてあった。
それとは少し意味が違うけれど、DIY欲と本棚欲があわさって結果どちらも満たされるという事態になったのだから、これがWin-Winねまさに!



というわけで、この連休中に初DIYをやってみたよ。



材料。

木、金具、ねじ、など。




途中経過。





オイル塗って乾かして完成。









棚だ!!!





本をいれてみた。






おおーーー!

勢いよく棚だ!!!とかいいながら、なんか机みたいだけれど、一応下には雑誌をいれて、上には文庫本がぴったり並ぶようなサイズ設計になっている。はず。
ハードカバーはそのあいだ。空いたスペースに小物とかおいてもいいんじゃない。どう?
多少ムラがあったり、力技で組み合わせたところもあるが、それでも初めてにしてはなかなかいいものができたと自負している。どう?
DIYをやってみた、とか言いながら、実際わたしがやったのは構想と、組み立てや板を切るときに支えることと、最後にオイルを塗ったことだけで、そんなに難しいことはしていない。それでも十分DIYを満喫できた。というか、だからこそ満喫できたと言ってもいいかもしれない。おいしいところどりだったような気もする。
まぁなんでもいい。楽しかったんだもの!
やはりなにかを作り出すという行為はとても楽しい。
頭の中で考えていたものが目の前に現れると、それだけでうれしいし、誇らしい。完成品とその途中の様々な工夫と取捨選択と試行錯誤の過程全てがここに集結される。まさにホモファーベル。
小さい時から自室の棚に包装紙をはってみたり、勝手に布を切ってたらしてみたり、段ボールを組み合わせて収納にしてみたりまぁわりとそういうごみみたいなものを作り出すことをしていたことも思い出し、ちょっと感慨深くなったりもした。まさにホモファーベル。


素人作業なのと、もともとのわたしのセンスとか技術の問題とで、傍目からみたら全然たいしたものではないことはわかっているけれど、別に自己満でもいいじゃないか。
そういう自己満足がきっと人生のうるおいとなってあらわれてくるのだろう。自己満足は人生の加湿器である。名言出たよ。
これが他者満足にまでつながれば、それが仕事となり、さらに人生はうるうるになるのだろう。これからもできるだけ多湿で生きていきたいもんです。





とにかく充実した休日であった。(韻ふんじゃった)









またなんかつくります。きっと!